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会社の中で出世しよう、昇進しようと思った場合に、一番賢い方法は何でしょうか?
読者のみなさんはよくご存じだと思いますが、「上司の言うことをよく聞くイエスマンになる」ことです。
もっと正確に言うと、上司の言うことだけをよく聞き、仮にその判断や指示が間違っていると感じたとしても、決してそれを指摘することなく、お客様や社内の他部署のことも一切気にしないで、愚直にやっていくことです。間違っても、上司の間違いを正そうとしたり、他の人のことに気をつかったりしてはいけません。
私が考える「プロセス」とは、あくまで、“業績アップや業務効率改善につながると会社が認めた「標準プロセス」”のことです。
一方、各社員が自分勝手に、「自分はがんばっていると考えているだけで、会社が認めていないプロセス」は評価の対象にはなりません。
世界に冠たる日本の製造業では、トヨタにおける〝カイゼン〟を代表的な例として、生産効率向上の仕組みづくりが当たり前のように行われています。こういった地道な日々のカイゼンが日本の製造業、そして日本の経済の基盤を支えてきたのは皆さんご存じの通りです。
一方、営業や事務、マーケティング、製品開発、経理、財務、法務などのホワイトカラーに目を向けてみるとどうでしょうか?
①営業プロセスの「標準化」→ ②ツールによる「見える化」→ ③組織内での「共有化」→ ④「人財育成」による営業力強化 → ⑤「カイゼン・徹底」というサイクルが、“見える化が業績アップにつながる5ステップ”です。このサイクルを継続的に回すことで、プロセス見える化が浸透し、継続的な業績改善が実現できるのです。
テレワークというと、ツールにスポットがあたりがちですが、仕事のやり方を変えずにツールだけに頼ってもうまくいきません。テレワーク実施の基本条件として整えなければならない仕事の進め方について、①タイムマネジメント ②業務プロセスの標準化・見える化 ③プロセス評価という3つの視点から考えてみます。
「プロセスの見える化がなぜ必要なのか?」というそもそもの疑問について簡単に答えると、「営業を中心とするホワイトカラーについては、実態が見えないため無駄が多く、プロセスを見える化しないと生産性も低いままだからだ」ということになります。人財育成もやり方が見える化され、学びやすくなっているかどうかがポイントなのです。
営業はプロセスがすべて! 今の時代で結果を出すためには、プロセスの見える化が当たり前というのが新しい常識です。これからは“プロセス主義”の時代! 業績アップのためには、「できる営業」が行っているプロセスを標準化・見える化して、本気で徹底することが求められるのです。
「結果がすべて・・・」。よく聞く使い古された言葉です。しかし、これは誤ったビジネスの常識にすぎません。本当は「プロセスがすべて」であり、結果の数字はやるべきこと、つまり正しいプロセスを行わなければついてくるはずがありません。
フリクレア独自の”3次元プロセス分析法〟による営業プロセス見える化のメリットは、(1)業務の俯瞰ができる(2)短期間で仕事の棚卸ができる(3)人財育成の基本の型ができる(4)コミュニケーションのための共通言語ができる(5)人事評価との連携がとれる の5つです。
プロセスを標準化する時の5つの注意点は、①ヒアリングの人数は多くしすぎな②最初からは完璧を目指さない ③プロセスの数は少なめにする ④現場の意見を聴いて、自発的な意見を出しやすくする ⑤ 意見は聴きすぎずに、継続的にカイゼンする。
プロセスを標準化・見える化するためには、個々の標準プロセスのポイント = やるべきことの詳細を共有しやすくするために、「プロセスシート」と「標準プロセスの手引き」をセットにした“見える化ツール”という独自のツールにまとめます。
プロセスとは、業績アップや業務効率改善のために必要だと会社が認めた“標準プロセス”のことです。標準プロセスを設計するためには、Step①目的を決める → Step②進捗を決める → Step③活動を決める → Step④ やるべきことを書く という4つのステップをたどります。
実績を継続的に出し続けていることが「できる営業」の絶対条件です。プロセスの標準化を行った時に、「誰のプロセスを参考にしたか」は当然問われるところです。その時に「あの人のプロセスであれば納得できる」と誰もが認めるトップセールスであることが大前提なのです。
結果の数字で詰められるよりも、やるべきプロセスができているかどうかを詰められる方がよっぽど厳しい。数字については言い訳ができるが、やるべきことができているかどうかは言い訳ができないからだ。
プロセスは人の行動をマニュアル化したり、型にはめるものではない。各人の成熟度や時代の変化に応じて、プロセスそのものも変化していく。プロセスは、ファーストフード店でアルバイトに仕事を覚えてもらうための型にはまったマニュアルではなく、常に改善の工夫を行いながら更に上のレベルをめざす「創造的なルーティン」とも言えるものなのだ。